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04/12/2005

【映画】『永遠と一日』短評

結局3回も見たが、いまだに自分の中でこの作品の位置付けが定まらずに困っている。

初見では理解できないことが多くて困ったのだが、2回目以降は、少なくとも表面的なストリーに関して戸惑うことはなかったし、一個の映画として十分に魅了された。
だがその一方で、「今自分の見ているものが、この映画の本当の姿なのか?」という疑念をぬぐい去ることが出来なかった。過去のアンゲロプロス作品で、単純に「よくわからない」という作品はあったが、このように「表面的にはわかりやすいのに、どうしてもそれが映画の本質だとは思えない」という経験は初めてなので、ほとほと弱っているところだ。それとも僕が勝手に複雑に考えてるだけで、もっと単純に受け止めればいいのだろうか? 

好きか嫌いかと言えば、間違いなく好きな映画。面白かったか否かと言えば、間違いなく面白かった。しかし現時点では、どうしてもこの作品を『霧の中の風景』や『ユリシーズの瞳』と同列に語ることが出来ない。自分と作品の間にある、目に見えぬヴェールがもどかしい。


(1999年8月初出/2001年1月改訂)


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